オールジャンルにオススメできるボーカル音源、Output『EXHALE』レビュー

リバース特化型インストゥルメント『REV』、パワフルなパルスエンジンを搭載した『SIGNAL』と、Kontaktフォーマットを用いた革新的なインストゥルメントをリリースしているOutput

そんな話題のOutputが2015年にリリースした、ボーカル音源『EXHALE』
Kontakt 5 Playerに対応。容量約10GBを誇る、パワフルなボーカルエンジンを搭載したボーカル音源です。使い方や特徴などをレビューしたいと思います。

Video Demo

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インターフェイス

EXHALEはMain/Engine/Macrosの3つの画面にて構成されています。

①Mainでは4つのマクロスライダーと演奏モードの選択、プリセットの選択ができます。
②Engineではサウンドソースの選択やエフェクトなどをかける、サウンドメイクにおいてのメイン画面です。
③Macrosでは、マクロに設定したパラメーターの調整ができます。

3つの演奏モード

EXHALEにはNotes/Loops/Slices3つの演奏モードが用意されています。

Notesモードは音階を奏でられる、基本とも言えるモードです。2つのサウンドソースをブレンドしてサウンドを創り出せます。サウンドソースはOneShot/Pads/Tapeに分類され、合計80個が用意されています。
このサウンドソースの選択画面が秀逸。ソースのアイコンを見れば一目で女性か男性か、どのようなピッチの変化をするかなどが一目でわかるようになっています。

Loopsモードはループサンプルを再生することができるモードです。テンポに完全に同期して再生されます。
合計520個のループサンプルが用意されており、40個のサウンドバンクに分類されています。それぞれのバンクに13個のループサンプルが収録され、C2-C3のキーにてトリガーできます。
ドラムやパーカッションなどに最適なものから、FX的なものまで実にさまざま。ポリフォニックで発音できるので、予想外のリズムパターンやコーラスパターンができることも。
Slicesモードは、Loopsモードとほぼ同じですが、こちらはワンショットに特化しています。特にヒップホップやクラブミュージックなどで効果的に使えそうです。

それぞれのモードでサンプルの再生開始位置も調整でき、Loops/Slicesモードではサンプルごとに音量、ピッチ、パン、リバース、ループさせるかを設定できます。EQとADSRも搭載しているので、このインターフェイス上でサウンドメイクをかなり追い込むことが可能です。

マクロのアサインも簡単

メイン画面にて搭載されている4つのマクロスライダー。このマクロに各パラメーターをアサインすることで、一つのノブで複数のパラメーターを弄ることができます。プリセットでは、すでにそのプリセットに最適なパラメーターがマクロにアサインされていますが、自分でアサインする場合の方法もとても簡単です。

まずEngine画面にて、右上のMacrosと書かれた部分を押すとアサインモードに切り替わります。

アサイン先のマクロを選択。

アサインしたいパラメーターをクリックするとアサイン完了です。

この調子でどんどんアサインできます。アサインすると、アサイン先のマクロの番号がノブに表示されます。解除したい場合はもう一度クリックすればOK。

そのままMain画面に移動すると、マクロエディット画面になります。ここでアサインしたパラメーターを、マクロスライダーを動かした場合どれだけそのパラメーターが変化するかなど、より細かく調整することが可能です。

プリセットブラウザが優秀

exhale presets browser01

EXHALEには約500個のプリセットが用意されているのですが、プリセット選びでイメージ通りの音にたどり着くのってなかなか面倒ですよね。その点、EXHALEにはインターフェイス上にプリセットブラウザが搭載されているのですが、これがまた優秀なんです。

DIRTYやPADなどのサウンドの特徴を表すタグがあり、プリセットにはそれぞれ複数のタグが紐づけられています。

exhale presets browser2

例えば、もしエレクトロ系のパッドが欲しいなと思ったら「ELECTRO」と「PAD」のサウンドを選べば、この通りそのタグが紐付けられたプリセットが表示されます。左上のSCANの横にプリセットの総数が表示されます。今回の結果では36個のプリセットが見つかりました。これでイメージしたサウンドを簡単に見つけることができますね。

MaschineやKomplete Kontrolにも対応しており、もちろんそちらからもプリセットは選択できるのですが、このプリセットブラウザが優秀すぎてMaschine側で選ぶことはあまり無さそうです笑。

オールジャンルにオススメできるボーカル音源

Outputの製品は初めて触ったのですが、まさに驚きのクオリティ。操作性もユーザーフレンドリーですこぶる良いです。ユーザー側の立場になって開発してくださったんだろうなと思いました。

美しいコーラスはもちろん、Major LazerのLean Onのサビのようなリードサウンドも作れます。第一印象ではてっきりクワイア・コーラス系専門の音源かと思っていたのですが、実際に触ってみるとそれは間違いでした。
EXHALEは映画音楽、ヒップホップ、R&B、アンビエント、EDM、ポップスと、どのジャンルにもオススメできる、非常にパワフルでクリエイティブなボーカル音源です。

Link

Price:$199

EXHALE By Output | OUTPUT

クリプトン | EXHALE(音楽ソフトウエア)

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