エレクトロ系アーティスト必携となるかもしれない、Infected Mushroomのプラグイン 『I WISH』 β版レビュー
以前紹介した、Infected Mushroom(Polyverse Music)がリリースしたプラグイン『I WISH』をついに購入したので、使用感を簡単にレビューしたいと思います。
サウンドを過激に変態的に変化させることができるプラグイン『I WISH』β版をリリース!今だけ特別価格 | MeloDealer
まず準備を
I WISHはトラックにインサートして使う、”エフェクト系”のプラグインなのですが、使うにはちょっとした準備が必要です。
まず、普通にI WISHをインサートしてください。
次に、空のインストゥルメントトラックを追加します。
そして、そのインストゥルメントトラックのMIDI送信先をI WISHにします。これで準備OKです。
MIDIノートありきのプラグインなので、これをしなければうんともすんとも言いません。
今回はStudio Oneで説明しましたが、他のDAWでもやり方は大体同じだと思います。とりあえずI WISH宛てにMIDIを送ることができればOKです。
インサートして使うインストゥルメントプラグイン?
以前紹介した記事では実際に触っておらず、動画を見ただけの印象でしたので、MelodyneやPitcherやLittle Alter Boyのような感じで使えるピッチシフター系のプラグインなのかな?と思っていましたが少し違うようです。
“a new granular note freezer plug-in!”と謳われていましたが、その意味がわかりました(´Д`)
I WISHは、MIDIノートが鳴らされた瞬間に再生されている音を、そのMIDIノートのキーでフリーズさせます。ちょっと分かりにくいと思うので動画見てください(´Д`)
こんな感じでキーボードを弾いた瞬間に再生されている音を永遠に持続(フリーズ)させます。動画のように和音にも対応。ちなみに最大32音まで発声できます。
この通り、MIDI通りの音程で鳴ってくれますので、元のサンプルのキーを気にせずに打ち込めます。
上の動画では設定をデフォルトのまま使っているので味気ない感じですが、I WISH搭載のLFOやエンベロープなどのモジュレーションを使って音を過激に変化させていくわけですね。使いこなせばこの公式動画のように遊びまくれます。
少し使ってみた感想ですが、これはエフェクト系のプラグインというよりは立派なインストゥルメントプラグインという印象を受けました。リアルタイムのオーディオデータを使用するインストゥルメントプラグインという感じです。
フリーズ中にPITCH/FORMANTノブでピッチも変えれますし、和音にも対応、ポルタメントにも対応しています。
元のソースはサンプルでも、MassiveでもAddictive DrumsでもOK。もうこれだけで凄い世界が広がる気がしませんか?
あと、負荷も軽いです。負荷重そうだなーと思っていたのですが拍子抜けしました笑。
とにかくめちゃくちゃに加工でき、とにかく楽しいです笑。エレクトロミュージックを作られている方には間違いなくオススメします。
2016/01/01まで39ドル(通常99ドルで販売予定)で購入できますので、ぜひ今のうちにゲットしておくことをオススメします。ただ、現在はβ版であることを理解したうえで購入してくださいね。
正式版がリリースされました。現在、価格は99ドルで販売されています。
ラカさんの記事を見てI WISHを購入した、くろのという者です。
MIDIノートを使うプラグイン、すごくイイですね。使い方も書いてくださって助かりました。
久々にテンション上がりました(笑)
素敵な製品紹介ありがとうございました。
I WISHがどんなPluginか判らずにいましたが、これで理解できました。
ありがとうございました。